TENTA1観測

私がトリプルバトルで使った中での思い入れのある構築を紹介します

【ORASトリプルバトル】残り物には福ががが【ドラフトトリプル大会】

私だけの勝利の方程式

 

 

はじめに

 春休みの終わり頃、太鼓暗示と和解しつつ構築案が没って発狂していた私のもとに大会の記事が流れてきた。秋桜さんが主催する第3回ドラフトトリプル大会だ。

cloyster.blog.jp

私が令和トリプルに参入してからは初めて開催されるドラフト大会であり、参入前より大会参加者の構築記事を読み漁って興味を持っていたのですぐに参加を決定した。

 そして、この大会で納得できる戦績を収められたのでこの度参加レポートを書くことにした。以下、私のドラフトトリプル大会に挑むにあたって用いた戦略と大会の感想を記す。

 

ドラフト前準備

 大会を参加するにあたって私は即座に戦略を決定した。

それが”他人と全く被らない構築をピックする”である。

過去2回のドラフトの結果を見る限り(ほぼ)全員が無難なスタン・叩き・トリパを作ろうとしていた。今回も同様にドラフトが行われるとすれば特定の構築のみに使用されるポケモンはまず指名されないのだ。そして私は過去に似たような戦略を用いたことがあった。ビビヨンピッピパを使ったTOP30禁止杯である。この大会で私はレート勢が開拓した特定構築にしか用いられない並びを模倣してそこそこ良い戦績を残せた。今回は1・2巡目で強力なポケモンを選択できるのでより強い並びが見つけられる。もろたで工藤

 色々と調べた結果グラエス・マークーダ・ホロウビアルアンビシャス・純正ピッピパ・バジルスタンの5つが候補に挙がった。構築ほぼ専用の並びを以下に示す。
グラエスムシャーナチャーレム地震エース2体
マークーダ→カモネギ 
ホロウビアルアンビシャス→ケンホロウワルビアルチャーレム
ピッピパ→ヤミラミタブンネ・ツボツボ・自由枠
バジルスタン→カビゴンブロスターシャンデラ
このうち、バジルスタンは過去のドラフトを見る限り他人と全く被らないとは言い難い。また、ドラフト大会ではメタを張りやすいのでピッピパ(黒い霧)・壺構築2種(おまじない)はこの大会に向いていない。よって、使用構築はグラエスに決定した。おまじないが場対象ではなく自陣対象だと知ったのはグラエスの使用を決定した後だった(前々回記事参照)

 使用構築が決定したので模倣する構築を調べた。すると次の構築記事が見つかった。

memomomo33.hatenablog.com

初手展開が爆発落ちではないため搦め手にも強くトリルターン内で相手を倒しきる工夫も自然と組み込まれてある。私はグラエスを使うのは初めてだったのでこの構築を完コピすることに決定した。

 最後に、ドラフトでの指名順を決定した。ここらへんで少し不安になったので大学のポケサーに行き、先輩に相談に乗ってもらった。指名順は過去のドラフトの傾向から判断して、ドーブル→ニャオ→ネール→チャーレムムシャーナカバルドンとなった。他の人に相談することで気楽にドラフトに臨めた。トリプルバトルに疎いにもかかわらず相談に乗ってくださった先輩、どうも有難うございました。

 私が参加を表明してから1週間程参加者1名の状態であったが、いつものように滑り込み勢が続々と参戦して計13名で大会を行うことになった。

 

ドラフト

1巡目 ドーブル(抽選落ち)→ニャオニクス

 1巡目は私の想定構築で1匹だけ汎用性がずば抜けているドーブルを指名した。ドーブルは過去2大会のどちらでも1巡目で指名されている。しかし、そのどちらでも競合なしのうえに第2回に至っては外れ指名だったので私は大して不安視していなかった。
その結果がご覧の4(or5)競合だよ!(結果は消去済)
しかも内一人はドーブル対策をしたくないからとぬかしやがった。おい、そんなの……とても正しい戦法デスネ。結局抽選落ちして指名を1つずらすことにした。

 こんなことなら選択中にドーブルの指名を宣言して圧をかけるんだった。

 

2巡目 チャーレム

 1つ指名がずれたので本来なら次はハガネールを指名する予定だった。しかしここで私は構築の方針が早々にばれたら誰かに妨害されるのではないかと考えてしまい、前倒ししてチャーレムを指名してしまった。よく考えればニャオチャーレムでも方針はバレバレである。そもそも誰がニャオネールの妨害のためにわざわざ3巡目にチャーレムを指名するのだろうか。どう考えてもハガネールが指名されるリスクの方が高い。運営には正気を疑われた

 全体では、何故か2巡目に残っていたガルランドアローの内ガルランドが指名された。焼き鳥は売れ残った。私もドーブルの代わりに爆弾を採用する選択肢はあったのだが、搦め手に弱くなるのが嫌だったし何より私は霊ランド撲滅委員会なので当然指名は見送った。

 

3巡目 ハガネール

 ここから個別指名。必死にハガネールが選択されないことを祈った結果なんとか指名に成功した。第1回で3巡目にハガネールを指名した人が自分の前にいたのでひやひやした。

 全体では、雨クチとエルテラへの妨害があった。自分が被害に遭わなくて良かった。

 

4・5巡目 ムシャーナカバルドン

 特に言うこともなく予定通りの指名。強いて言えば指名前にカバの話題が出たことぐらいか。

 全体では、同ブロックのガルドランの人がクレセを獲得した。その人への相性が勝ち確からやや有利に変化したので厄介だと思った。また、ある人がホロウビアルを完成させていた。自分と似たような戦略だ、ええやん。

 

6巡目 ルカリオ

 ラスト、ドーブルの代理の指名。とは言っても私はリカバリ枠はルカリオだと事前に決めていた。一応何も考えていない体で主催に意見を求めたらルカリオと帰ってきたので私も迷いなくルカリオを指名した。

 

 ドラフトの結果については以上であり、概ね想定通りに進んだ。余談として、ドラフト中は自由に会話して良いとのことだったので私は隙あらば自分(の構築)語りをしていた。他の通話者は他者の構築について色々述べたりしていたが、私は自分と関連しない他者の構築には興味がなかった。後で振り返れば迷惑だったかもしれない。でも隙を見せたので仕方ない。

 

構築紹介・試運転

ルカリオ@気合の襷 精神力 陽気 H4AS252

 インファイト/命懸け/ファストガード/この指止まれ

 優秀なトリパサポーター。ムシャとニャオの弱点である悪霊の単体技を精神力この指で確実に吸えるのが長所。命懸けのダメージを増やすよりインファで有利相手を一体持っていく方が処理速度が上がると考えてAぶっぱ。持ち物は2回以上攻撃を吸ってほしかったので襷。グラエスのお供として非常に使用感が良かった。

 ルカリオ以外は上の構築記事参照。但しMネールは最遅、チャーレムがHD特化、ニャオは襷を奪われたのでレンブの実。

 

 動かし方は初手ニャオルカムシャ固定→ルカ落ちカバ展開→ニャオ落ちチャーレム出し→締めネール。非常に対応力の高い構築なので諸々の対策は上の構築記事をよく読んでください。

 フリーで試運転して大体の感覚を掴んだ。威張神秘をしないと火力不足であり、またカポ(猫ワイガ)に翻弄されたのでここに対する回答を出さなければならないと感じた。何故か同ブロックにカポとコジョがいるし。

 

大会

1戦目 VSあらずぃおさん 勝ち

相手構築 ガルドコジョチルマリZサザン
事前予想 やや不利?

 相手の初手はガルドサザンコジョ。Sがコジョ>ルカで猫を防げないので1ターン目はムシャ→守る、ルカ→サザンへインファ、ニャオ→神秘で捨てで2ターン目のトリル展開を見据えたサザン処理を狙った。しかし、相手がガルド→キンシ、サザン→マリバック、コジョ→moveだったのでやや劣勢。そもそもこれだとガルドがシャドボを撃っていたら終わりだったのでムシャ→封印、ルカ→指、ニャオ→トリルが正解だった。

 2ターン目はルカ→指でコジョの猫択に勝ってトリル展開するもマリルリの太鼓を素通し。一日前に祭囃子杯をやっていたのに頭から抜け落ちていた。この時点で勝ち筋がマリルリの威張る自傷しかなくなったので躊躇なく選択。カバルカを生贄に捧げ50%に勝ってネール展開。

 そしてトリル最終ターン、チャー(被挑発)ネールムシャvsガルドチルコジョ(砂ダメ圏内)。チャーレムがファスガを撃てないので相手はネールへの猫安定。しかも守る読みフェイント集中で終わるのでネール→行動、チャーレム→moveで両対応、ムシャは暇なので行動潰しを狙ってMチルへ威張る。結果、相手はコジョ→ネールへ猫、ガルド→ネールへシャドボだったので何とか凌げたがMチルの自傷ダメがなんか高かった。次ターンのムシャへの恩返しで物理型だったことが判明し都合よくA2↑だったのでムシャ落ち。

 最終盤面、ネールニャオvsガルドチル。ネール→地震、ニャオ→トリルでネール集中以外勝ちの状況にし、集中が来ず勝ち。

 威張る自傷を引く好調な出だしだった。

 

2戦目 VSリッチまつりさん 負け

相手構築 カポゲッコキッス化ランドバナルルガ
構築相性 互角?

 相手の初手は化ランドゲッコカポ。これも1戦目同様ニャオ→トリル、ルカ→指、ムシャ→封印が正解だったのだが私はニャオ→神秘、ムシャ→トリルを選択。しかし、カポ→moveだったのでトリル展開には成功した。

 そしてここからもたついた。2ターン目ルカ落ち、3ターン目カバ展開の流れ自体は上手くいったのだが2ターン目にムシャ→封印ができなかったので3ターン目もムシャ→封印を選択。この時ニャオ→ワイガ読み横取りだったのでニャオが封印を使用。これに焦って4ターン目もムシャ→封印。これが敗着。相手の全員が守るを覚えているわけではないので優先すべきは威張るでのカバの強化だった。

 最終盤面、チャーネールニャオvs化ランドゲッコバナ(ゲッコバナ霰ダメ圏内)→チャーレムvs化ランド。ここでチャーレムが威張るを外し悪運尽きて詰み。

 焦って最善択を外し続けたので反省。

 

3戦目 VSあちゅさん 勝ち

相手構築 ドランガルサンダーガブクレセジャロ
構築相性 やや有利

 グラエスの通りが頗る良い。こちらのムシャはトリル封印型なので1ターン目にトリル展開できればほぼ勝ちである。そのため、初手ガルクレセ@1でのトリルorトリル返し読みトリルなしの択勝負だと考えていた。

 そして迎えた相手の初手はガブクレセドラン。猫持ちのガルも横取り持ちのジャロもいないためニャオ→トリル、ムシャ→封印でトリル展開しゲームセット。

 イージーウィンが可能なのがグラエスの長所。

 

4戦目 VSDOVEさん 勝ち

相手構築 バンギサナズキントドンドリュ霊トルネ
構築相性 ガン不利→有利

 バンドリの雪崩連打による怯みがきつくトドンはカバより遅い。何よりズキン→ファスガ+サナ→封印で負けが見えていた。

 相手の初手はドリュズキンサナ。終わったと思ってニャオ→横取り、ルカ→ドリュにインファ、ムシャ→封印を押したら相手がズキン→ファスガ+サナ→封印ではなくトリル展開に成功。最後もたついたが結果は圧勝だった。

 試合後、DOVEさんに話を聞いたところそもそもトリル封印が私にしか刺さらずムシャの重力催眠も警戒していたので対策を捨てていたと言われた。相手視点で見ることも何かの役に立ちそうだと思った。

 

 結果はAブロック3-1であり、同じく3-1のリッチまつりさんとの直接対決に負けているのでブロック2位。抽選に落ちたのでブロック敗退だが、ブロック2位なので実質同率4位であり、満足いく戦績だった。

 

追記 エキシビションで別の参加者と対戦して勝利した。グラエスは最高ですね。

 

終わりに

 主催者の秋桜さん、対戦相手の皆様有難うございました。使う構築もほぼ決まったので次回があればまた参加します。

 

トップ画像はトレーナーカードジェネレータ https://tc.hnys.jp/ を使用